不動産とFX、投資リスクが低いのはどっち?メリットとリスクから選ぶ初めての資産運用

不動産投資も投資である以上はメリットもリスクもあります。同じ投資でも様々な違いがありますがサラリーマンの副収入として人気のあるFXは不動産投資とくらべてどのような違いがあるのでしょうか。FXは日本と外国の為替レートの差を生かした資産運用でありレバレッジを使うことで少額から大きな金額の取引ができ、短期間で利益を得られます。しかし、その分リスクもあり、不安定な面も考えておく必要があります。リスクを負う可能性についても違いを押さえて自分に合った投資を選びましょう。

FX(外国為替証拠金取引)とは?

FXは通貨を売買してレートの差額から利益を得る投資です。円だけではなくドルやユーロなど世界中の通貨を選べます。

たとえば1ドル=100円の時にドルを買い1ヶ月後に1ドル=110円になったとすれば、「10円の利益」になります。もし仮に100万円分のドル(1万ドル)を買っていたとすれば、利益は「10万円」となります。為替相場は土日をのぞく24時間動いており、インターネットでいつでもどこでも取引が可能です。

FXのメリット

FXの大きなメリットはレバレッジがかけられるというもので、10万円の資金に10倍のレバレッジをかけることで100万円分の取引ができるようになります。つまり1%の値動きで10%の利益を得られるというものです。

レバレッジは業者によって異なり、国内の業者では最大25倍が限度になります。また2国間の交換価値の差を利用するため円高、円安など景気に左右されない点もメリットです。うまくできれば少ない期間で多額の利益を生み出すことも可能です。

また通貨にはそれぞれに国が設定した政策金利があるので高金利な国の通貨を買い、持ち続けることでスワップポイントとして毎日付与されます。日本で預金をしていても0.001%ですのでほぼ変わりませんがアメリカ政策金利は2.00%(2019年9月現在)のため1万通貨を買ったとすると1日あたり60円前後が付与され、年間で21,900円のプラスになります。

FXのリスク

外貨投資のデメリットは、為替変動リスクによる元本割れです。レバレッジは大きなメリットであると同時に、リスクも比例していきます。

思惑とは逆に値動きがあり含み損が増大すると元本を下回らないように、一定の水準で業者によるロスカットという強制決済が実行されることがあります。しかし世界の政治情勢によって値動きが急激化することも多くあり、ロスカットが間に合わなくなることもあります。ロスカットが間に合わないということは多額のマイナスで確定されてしまうということで、このように世界の景気に左右されて相場の動き次第では大きな損失を被る可能性もあります。

こうしたリスクを避けるためには常に世界経済動向についての情報収集、勉強を怠らないことが必要です。また、Web上で行われる投資のため、注文した時の価格と実際に約定価格に違いが出たり(スリッページリスク)、システムトラブルに見舞われたりする可能性もあります。

不動産投資とは?

不動産投資のメリット

一方で不動産投資は投資としては比較的安定的なものといえます。リアルタイムに世界経済や相場を読む力も必要もありません。

入居者がいるので本業に加えて毎月安定した収入を得ることができ、安定して長期的な安定した収益を挙げられるという点は大きなメリットです。

FXのように短期間で多額の利益を生み出すことは難しいですが地価や家賃が急激に変化することはほぼなく、突然価格が暴落して元本割れするなどのリスクはほぼないので、ある日突然大きな負債を負うようなリスクも低いです。また、空室や滞納などのリスクについてもあらかじめ賃貸管理会社を選んでおくことで回避しやすく、信頼できる業者を選ぶことができればFXのようにたった一人で調べ、勉強して対応しなくてはならない状況はほとんどないといえます。

このようにプロの視点からアドバイスを受けて進められる点は初心者にとって大きなメリットです。

関連記事:不動産投資の魅力とは?4つのメリットを初心者向けに解説

不動産投資のリスク

不動産投資における物件のリスクとしては、最初に数百万円規模の資金が必要となり、数千万円の物件を一括で買えない場合は不動産投資ローンを組む必要があることです。

購入してからは入居者同士のトラブル、家賃滞納、物件の老朽化による修繕や改築にかかる費用についてなどもリスクとしてあります。空室による収入の下落によって収益が少なくなると、ローン返済に収益を当てている場合などには資金繰りが苦しくなります。最も怖いのは空室リスクなので、すこしでも物件の劣化を抑え、入居したくなるような魅力的な物件として維持できるよう日頃から小規模な修繕を行うなどが必要です。

関連記事:不動産投資を始めたい方によくある認識の違いとリスク回避について

関連記事:不動産投資で最も怖い空室リスク。空室がでやすい物件の対策と特徴は?

資産運用の初心者におすすめなのはFX?不動産投資?

資産運用にはどのような方法であってもリスクがあります。

ハイリスクだが短期にハイリターンを求められるのがFXで、ミドルリスクだが中長期にミドルリターンを求めるのが不動産投資です。

不動産投資もFXもうまくいけばそれぞれの良さを引き出すことができますが、知識や計画性などが必要です。自分の資金力などによって選択できるものとできないものがありますが、リスクもしっかりと考慮した上で自分に合っているかどうかも見定めてから始めるようにしましょう。

まとめ

  • FXのメリットは少ない期間で多額の利益を生み出すことも可能なこと
  • FXのリスクは一瞬で多額の負債を背負う可能性もあること
  • 不動産投資のメリットは毎月安定した収入を得ることができ、安定して長期的な収益を挙げられること
  • 不動産投資のリスクは不動産投資ローンを組む必要があることや老朽化による空室リスクなどがあること

株式会社リッチロードでは全くの初心者からご経験者まで幅広く不動産選び、ローンの相談、購入後の管理、リフォームまで投資不動産に関するあらゆることを一貫してサポートさせて頂きます。

無料個別相談のご予約はこちら